下之郷遺跡で見つかった籾(もみ)
 これまで稲は朝鮮の方から伝わってきたと考えられてきましたが、下之郷遺跡の発掘によって、温帯ジャポニカの他に熱帯ジャポニカが見つかり、東南アジアの方からも稲が伝わって来た可能性が強くなりました。
パネル721-下之郷遺跡の籾

パネル722-籾の比較

赤米とは?

 赤米とは、玄米が赤色を帯びた米のことをいいます。野生イネの大部分の種子が赤色だったことから、昔のお米は赤米だったといわれるようになりました。
 遺跡から出土するお米は黒く炭化していて、赤米か白米かわかりません。
下之郷遺跡で見つかった籾もおそらく赤米だったと思われます。

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