弥生織のひみつ
 弥生時代の下之郷遺跡では、どのような服を身につけていたのでしょうか。
輪状式(りんじょうしき)の弥生機(やよいはた)で織れる布の大きさは、織る人の腰の幅と足の長さに限られます。
『魏志倭人伝(ぎしわじんでん)』にみえる貫頭衣(かんとうい)は、2枚の布を並べて縫い合わせ、折り返してできます。丈(たけ)はちょうど膝(ひざ)が出るくらいだったのでしょう。
東アジアの民族例にも貫頭衣が現存しています。民族ごとに色合いや文様が違います。
パネル731-輪状織り

パネル731-貫頭衣の作り方

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